本宮ひろ志『国が燃える』
Amazonで買って先日届きました_(:3」z)_
いま三巻ぐらいまで読んでるとこ
本宮さんは『サラリーマン金太郎』の人で、割と硬派な感じの作風の漫画です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/国が燃える
この漫画は、日中戦争を題材にした数少ない創作でしかも
日本目線のものなので、前々から読みたいと思っていました。
有名な歴史人物が割と物語に密接に関連しながら結構な頻度で出てきます。
主要人物の本多、松前、川島とかは架空の人物のようですが…
それにしても彼らもかなり大局的な歴史にかなり関連してます。
この辺は実際の歴史とどうなっているのでしょうか…
この本なのですが、南京大虐殺の描写でパッシングを受けてしまい
結局打ち切りに近い形で9巻でダダダっと
話が進んで終わってしまったようです。(まだ読んで無いですが)
南京大虐殺の「証拠写真」をモデルにして、漫画の絵を描いてるんですが
それを「捏造」という人たちのによって批判されてしまったようです。
これですね。
南京大虐殺では上みたいな写真がたくさんあって、小林進さん、東中野修道さんなどの『南京事件「証拠写真」を検証する』を論拠として全部捏造だという人が多いです。
https://books.google.co.jp/books/about/南京事件_証拠写真_を検証す.html?id=0UIzAQAAIAAJ&redir_esc=y
ただ、捏造では無いです。
このサイトで「検証を検証」しており、非常に納得がいきます。
→南京事件 143枚の写真の再検証
http://www.geocities.jp/pipopipo555jp/143photos/ichiran_1.htm
南京大虐殺については、以前ブログで書いたように、大規模な虐殺があった事は揺るぎないです。
→http://sako-kappa.hatenablog.com/entry/2017/07/26/南京大虐殺の争点
はっきり行って右翼の人たちの不当な圧力だと思います。残念です。
(まあ私も自称右翼なのですが)
ほんで、この本は当時の日本の諸相であったり
たんに悪の東條英機が暴走して〜みたいな短絡的な善悪二元論の歴史観でも無い、
歴史観としても非常に面白そうな本だと、兼ねがね読みたいと思っておりした。
実際読んでみると当時の日本の貧しさと、そこから生じた戦争の流れだったり
また、当時の日本人が必死に考えて、この国を良くしよう、あるいはアジアを良くしようと努力する描写が見られます。
まあ、今読んでいるところだけでいうと
結構主人公を中心としたフィクション的描写が濃いですがね(´=ω=`)
とりあえず中国行くまでに全巻読めたらいいなぁ
でも、漫画喫茶で使われてたものを中国でネットで買って
すごいタバコ臭いんですよね。
ひええ(;´д`)