西成出身のヤバそうななお爺さんに…
南海難波駅の構内にサラリーマのオアシスがあります。
そこは二段になっている南海難波駅の、下の方のホームを抜けた所、ナスコプリュス(コンビ二)です。
周辺には南海そばや551のアイスキャンデーなど、店が林立しているのですが、明らかにそのコンビ二は異様なほど繁盛しています。
駅構内だけに小さな店内で、数種類の酒と150円のフランクフルトが大量に売られていて、柱の近くに簡単なテーブル(イスはない)が一つ。
その周りで大勢のスーツを着た人たちがみんな一人で缶ビールやカップ酒を飲んでいます。
無論テーブル一つでは足りず、構内の案内地図板の上やごみ箱の上に缶を置きながら、酒を飲みます。
私もその日、昼飯を抜いて腹が減って、衝動でほろよいとスコーンを買ってしまいそこで飲んでいました。
ごみ箱の近くで飲んでいると、近くに明らかにヤバそうな見た目のお爺さんがいました。
スコーンを貪ってると、鳩と一緒にお爺さん。
寄ってきた。こっちに向かってなんか言ってる。
「チャックあいてますよ」
つい突っ込まざるを得なかったので(私の方から)言ってしまうと、そこから話し込んでしまい、30分くらい喋ってました。
半分くらい何言ってるかわからなかった。
とりあえず分かったことは、
お爺さんは
・西成に住んでる
・生活保護で月12万もらってる
・家賃が5万弱で生活がしんどい
・東北出身で、子供が2人いる
・78歳
・なんかアロハシャツみたいなの着てる
近くの二人組のギャルは奇異な目で見ていた。
帰る頃には手振ってくれるくらい仲良くなった。
西成のジジイっておもろいな。
あそこに住んでいる人たちにも、それぞれ色んな人生を歩んできて、その上でああいう生活を強いられているのだと思うと、なんだか凄く興味が湧いてきた。
自分の卒業論文のテーマが「ライフヒストリー研究」なのですが、その対象を西成のお爺さんに変えてみるのもアリかなぁと思ったり。